耳・鼻・のどの病気

耳鼻咽喉科

耳・鼻・のどの症状を中心に、
お一人おひとりに合わせた
丁寧な診療を行っています。

EAR DISEASE

耳は外耳・中耳・内耳の三つの部分から構成されており、
それぞれに異なる病気が起こる可能性があります。

耳の病気のイメージ

滲出性中耳炎

しんしゅつせいちゅうじえん

滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)は、中耳に液体がたまり、感染症がない状態のことを指します。この液体は通常、耳管を通じて排出されるべきですが、何らかの理由で排出が妨げられることにより滞留します。主に子供に多く見られますが、大人にも発症することがあります。

症状
軽度から中等度の難聴、耳の詰まり感や自分の声が響くことがあります。小さなお子さんの場合では呼びかけの反応が鈍い、聞き返しが多い等で家族が気づくこともあります。

治療
粘液調整薬、抗アレルギー薬等の薬物療法が基本となります。小児では三ヶ月以内に治癒するケースが多く見受けられます。難治例には鼓膜換気チューブ留置術を行うこともあります。

突発性難聴

とっぱつせいなんちょう

突発性難聴(とっぱつせいなんちょう)は、突然の原因不明の内耳の障害によって生じる急激な難聴を指します。通常、片耳に発症し、発症後72時間以内に急激に聴力が低下するのが特徴です。この病気はどの年齢層にも発生しますが、特に50〜60歳の成人に多く見られます。

症状
片耳の急激な聴力低下に加えて、耳の中で「ブーン」や「ピー」という耳鳴り、バランス感覚の喪失やめまい、耳の圧迫感が伴うことがあります。

治療
ステロイド薬の内服や点滴による薬物療法が基本となります。その他循環改善剤やビタミン剤を併用することが多いです。発症後2週間以内の早期に治療しないと回復が望めないこともあり、適切に治療をしても完治するのは1/3程度と言われています。

メニエール病

めにえーるびょう

メニエール病は、内耳のリンパ液が過剰に溜まることで、内耳の構造が圧迫され、めまいや耳鳴り、難聴、耳の圧迫感などの症状が引き起こされます。30〜50歳の成人に多く見られ、過労や睡眠不足・ストレス等が引き金となり症状が現れることが多いと言われています。症状が周期的に現れることから、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

症状
メニエール病の症状は多岐にわたり、突然起こる回転性のめまい・耳鳴り・圧迫感・難聴を発症します。難聴は初期は低音域の聞こえにくさから始まり、症状が進行すると進行すると高音域にも影響が及びます。初期は発症間隔が長めですが、症状が進むと感覚が短くなってくるため早期治療が必要です。

治療
メニエール病の治療は、薬物療法に加え生活習慣の改善も必要となります。 薬物療法では、利尿薬を用いて内耳のむくみの軽減を図り、内耳循環改善薬やビタミンB12等を使用します。 生活習慣の改善としては塩分・カフェインやアルコールの摂取を控えることが推奨されています。またストレス管理も大切で、リラクゼーション法や適度な運動が役立つと言われています。

急性低音障害型感音難聴

きゅうせいていおんしょうがいがたかんおんなんちょう

内耳の蝸牛(かぎゅう)部分の障害が一因であると考えられています。低音(低周波数)の音が聞き取りにくくなるのが特徴です。一般的にストレスや疲労、血流障害などが原因とされています。

症状
男性の低い声や音楽の低音域だけが、突然聴こえにくい、あるいは聴こえなくなるという特徴があります。耳の詰まり感や耳鳴り、時には回転性のめまいを伴う場合もあります。

治療
内耳のむくみを取る利尿剤や、炎症を抑えるステロイド薬が用いられます。 発症から早い段階で治療をはじめることが大切で、ストレスや疲労を軽減するよう充分な休息を取ることも推奨されています。

気になる症状や違和感がある場合は、
お早めにご相談ください。

NOSE DISEASE

鼻の病気にはさまざまな種類があります。
一般的な病気としては、風邪やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、鼻ポリープ、鼻出血などが挙げられます。

鼻の病気のイメージ

副鼻腔炎

ふくびくうえん

副鼻腔炎は、鼻の周りにある空洞である副鼻腔の内部が炎症を起こす病気です。主にウイルス感染に続く細菌感染によって生じる『急性副鼻腔炎』と、急性副鼻腔炎の反復やアレルギー素因等が関与して慢性の経過を示す『慢性副鼻腔炎』に大別されます。

症状
主な症状には鼻づまり、顔面の圧迫感、鼻水や緑色の粘液の分泌、時には歯の痛みや頭痛が伴うことがあります。

治療
吸引と鼻の洗浄をしたり、ネブライザー療法という薬を細かい粒子にして蒸気を鼻吸引する療法等があります。慢性化すると長期間の治療(約3ヶ月)が必要になることもあります。 マクロライド系抗生物質の少量長期内服、去痰剤などの内服で改善しない場合は、内視鏡手術などの外科治療を行うもあります。

アレルギー性鼻炎

あれるぎーせいびえん

アレルギー性鼻炎は、特定のアレルゲンに対する過敏反応が原因で引き起こされる鼻の炎症です。一般的なアレルゲンとしては花粉、ハウスダスト、ペットの毛やふけ、カビなどが挙げられます。これらのアレルゲンが鼻腔の粘膜に接触することで、免疫反応が誘発され、鼻の粘膜が腫れて鼻づまりやくしゃみ、鼻水、かゆみなどの症状が現れます。

症状
アレルギー性鼻炎の典型的な症状は、鼻づまりで息苦しさを感じること、くしゃみが頻発すること、透明で水様の鼻水が頻繁に流れること、鼻の奥や鼻腔の表面がかゆくなり掻きたくなる鼻かゆみ、そしてアレルゲンによって引き起こされる目のかゆみと涙目、咳や鼻水が喉に流れ込んで起こる咳、目の血管が拡張して赤く充血する眼の充血です。

治療
アレルギーの原因を確かめることが適切な治療と予防につながります。 当院では、小さなお子様(1歳以上)を対象に、検査後30分ほどでわかるアレルゲン検査を実施しています。

気になる症状や違和感がある場合は、
お早めにご相談ください。

THROAT DISEASE

喉の病気は会話や食事への影響が大きく、日常生活に大きな支障を来すため早期の診断と適切な治療が重要です。
のどの病気は痛みだけでなく、食べ物や唾液がのどにつまる感じや腫れ、
呼吸の違和感、声のかすれや声の変化などに現れます。

のどの病気のイメージ

声帯ポリープ

せいたいぽりーぷ

声帯ポリープは主に、声のかすれや嗄れ(しゃがれ)、声の出しづらさが生じ、長時間話すことが困難になることがあります。話す相手が聞きづらいなど仕事やコミュニケーションに支障をきたすこともあります。また、喉の違和感や痛みが続く場合、ストレスや精神的な疲労も感じることがあります。

症状
声のかすれ、出しづらさ、声の疲れ。

治療
基本的な治療は声の安静で、声帯を休ませることが重要です。炎症を抑えるための薬が処方されることもあります。ポリープが大きく自然に消えない場合や症状が重い場合は、手術でポリープを摘出します。

咽頭がん

いんとうがん

頭頸部がんの中で最も発症頻度の高い疾患です。喫煙が最大の誘因とされ、飲酒の関与も指摘されています。

症状
初期症状は声のかすれです。進行すると呼吸時や飲みこむ時の違和感が出てきます。また、頸部リンパ節に転移し首にしこりができて気づくこともあります。

治療
治療法は、がんの進行度や患者の全体的な健康状態に応じて異なり、手術、放射線療法、化学療法が主な治療法です。手術では、がんの部分的または全摘出が行われ、放射線療法では高エネルギーの放射線を用いてがん細胞を破壊し、化学療法では抗がん剤を用いてがん細胞の成長を阻害します。

扁桃炎

へんとうえん

扁桃炎は、喉の奥に位置する扁桃腺の炎症で、ウイルスや細菌感染が原因で発生します。扁桃腺は免疫系の一部で、口や鼻から侵入する病原体に対する防御機能を持っていますが、これらの病原体に感染すると炎症を起こすことがあります。

症状
扁桃炎の主な症状には、喉の強い痛み、特に嚥下時の痛み、高熱、全身の倦怠感、扁桃腺の腫れと赤み、膿の形成などがあります。また、悪寒、頭痛、食欲不振、耳の痛み、口臭なども見られることがあります。

治療
一般的な治療には、十分な休養と水分補給、喉の痛みや発熱を和らげるための鎮痛剤の使用が含まれます。細菌感染が原因の場合、医師は抗生物質を処方し、これを指示通りに服用することが重要です。また、塩水でのうがいは喉の痛みを和らげる効果があります。慢性的な扁桃炎や重度の扁桃腺肥大が繰り返される場合、扁桃腺摘出術(扁桃摘出)が推奨されることもあります。

急性喉頭蓋炎

きゅうせいいんとうがいえん

急性喉頭蓋炎は、喉の奥にある喉頭蓋が急に炎症を起こす病気です。主に細菌感染が原因で、特にインフルエンザ菌が関わっていることが多くあります。

症状
主な症状には、突然の喉の痛み、高熱、嚥下困難、唾液を飲み込めないこと、声のかすれや失声、呼吸困難があります。特に呼吸困難は生命を脅かす可能性があるため、すぐに医療機関を受診することが重要です。首や喉の腫れが見られることがあります。

治療
処置が遅れると窒息する危険性がありますので早期の受診が必要です。可能性もあります。軽度であれば、お薬で治療できますが、重度の場合は入院が必要になります。

気になる症状や違和感がある場合は、
お早めにご相談ください。