診療案内
代表的な耳の病気
耳垢塞栓、中耳炎、滲出性中耳炎、難聴(加齢性難聴、突発性難聴など)、急性低音障害型感音難聴、メニエール病など
滲出性中耳炎
- 症 状
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痛みはなく、鼓膜の奥に滲出液が溜まって耳閉感がでます。
- 治 療
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内服治療を数か月続けることがありますが、聴こえがよくならない場合、鼓膜切開をしたり、鼓膜にチューブを挿入することがあります。
突発性難聴
- 症 状
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急に耳の聴こえが悪くなり、時にめまいを伴うことがあります。原因不明ですが、疲労、ストレスが誘因になるともいわれています。
- 治 療
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早期治療が何よりも大切です。すぐに耳鼻科を受診してください。2週間以上放置しておくと完治は難しくなります。
急性低音障害型感音難聴
- 症 状
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突然片方の耳だけ低い音が聴こえにくくなります。耳鳴りがしたり、めまいが出ることもあります。
- 治 療
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突発性難聴ほど怖い病気ではありませんが、やはり早期治療が大切です。「そのうち良くなるだろう」と思わずに早く耳鼻科を受診してください。
メニエール病
- 症 状
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めまいと耳鳴り、耳閉感、聴こえが悪い、ときには吐き気を伴う発作が起きます。発作は数十分で治まるものから、数日長引くものがあります。症状が軽いと「疲れかな」と思ってしまいがちです。
- 治 療
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めまいの原因は、耳(内耳)のほか脳神経や内臓の病気の場合もありますが、耳(内耳)の病気でないかどうかを判断するために、まずは耳鼻科で検査を受けることをお薦めします。
代表的な鼻の病気
急性鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症、急性副鼻腔炎、慢性副鼻腔炎、嗅覚障害、鼻出血
アレルギー性鼻炎
- アレルギー検査
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アレルギーの原因を確かめることが、適切な治療と予防につながります。
1歳からの小さいお子さんでも何によるアレルギーかその場で20分でわかる検査があります。注射器は使いません。
- 判定できるアレルゲン
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スギ・ブタクサ・ヨモギ・カモガヤ・イヌ・ネコ・ヤケヒョウダニ・ゴキブリなど
治 療
根本から治療するには、<舌下免疫療法>があります。
副鼻腔炎
- 症 状
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頬部、前頭部など鼻の奥と交通した部分に細菌感染がおこり、黄色の鼻汁がたまります。貯留した鼻汁が多くなると顔(頬)、眼の奥、奥歯が痛い、痰が鼻の奥からのどにまわるなど、鼻に自覚症状がないこともあります。
- 治 療
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吸引と鼻の洗浄をし、吸入器で薬液を吸入したり、お薬で治療します。
慢性化すると長期間の治療(一区切りは3カ月です)が必要になることもあります。
マクロライド系抗生物質の少量長期内服や、去痰剤などの内服、鼻洗浄やネブライザー療法で経過をみて、改善しない場合は内視鏡手術などの外科治療を行うもあります。
代表的なのどの病気
扁桃炎、咽頭炎、いびき、睡眠時無呼吸症候群、咽頭がん、味覚障害、舌がん、喉頭炎、声帯ポリープ、喉頭がん、甲状腺疾患
声帯ポリープ
- 症 状
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声帯の粘膜にこぶのようなふくらみができてしまった状態です。
声をよく使うお仕事の人や、のどから絞り出すような無理な発声をしたり、長時間話し続けたりして粘膜を傷つけることで発症します。
- 治 療
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吸入薬、投薬で治療します。3ヵ月以上長引くときは、手術も検討します。
喉頭がん
- 症 状
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60歳以上の喫煙者に多く、症状は声のかすれがほとんどです。
- 治 療
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初期であれば、声を失うことなく手術で治癒する確率が高いです。
扁桃炎
- 症 状
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扁桃は、外から入ってくる細菌やウイルスを撃退する働きを持っていますが、その防御反応で痛みや発熱がおこります。
- 治 療
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うがいや飲み薬で治療します。
重症では点滴治療をします。年に3、4回以上繰り返すようであれば、扁桃を取る手術を行う場合もあります。
急性喉頭蓋炎
- 症 状
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喉頭蓋は喉の奥の、気管へと続く管の入口にあります。そこが腫れてくると、ものが飲み込みにくくなり、同時に呼吸もしづらくなります。
- 治 療
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処置が遅れると窒息して死に至る可能性もあります。軽度であれば、お薬で治療できますが、重度の場合は入院が必要になります。